今回は、犬の健康診断についてです。
動物病院に行くのは、体調が悪かったり何か異変を感じた時という飼い主さんも
多いと思いますが、元気な時にこそ、健康診断に行くのがおすすめです。
「犬の健康診断」の役割や重要性について、
バンブーペットクリニックの藤間先生にお伺いしました!
元気でも愛犬の健康診断は受けた方が良いのでしょうか?
健康な時にこそ検査を。
健康診断で大切なのは「健康時の正常値」を知ること。
人と一緒で、犬も病気を未然に防ぐことが大切です。健康診断をすることで、病気の早期発見、早期治療につながります。特に、犬は自分で話すことができないので、飼い主さんが、健康診断で犬の健康状態を把握しておいてあげることが重要です。
また、実は、健康診断では「健康時の正常値を知る」ということがとても大事なんです。
健康な時のデータが取れていると、何か変化があった際に比較でき、正確な診断に繋がります。
愛犬の健康診断を受け始めるベストな時期や頻度は?
5歳を過ぎたら、健康診断を年に1回はすることを推奨します。
健康な時にしておきましょう。
だいだい、5歳をすぎると犬も人間の30代後半になってきますので、人と同様で、特に気になることがなくても、一度健康診断を受けた方が良いと思います。
もちろん、5歳を過ぎたら毎年定期的に検査をするのがベストではありますが、毎年ではなくても良いので、なるべく元気な時に健康診断をしてあげましょう。
犬の一般的な健康診断はどんなことをしますか?
人間の健康診断の項目とそんなに違いはないんです。
基本的には、こちらも人間の健康診断と大きくは変わらないですね。
各病院によっても健康診断の項目は異なりますし、検査項目は、年齢や現在の健康状態などを考慮し、かかりつけ病院の獣医師さんと相談しながら決めるが良いと思います。
簡単な検査だと血液検査のみから行えますので、まずは相談してみましょう!
愛犬の健康診断を受ける際に、何か注意することはありますか?
健康診断は、
まずは事前予約をしましょう!
健康診断は事前予約が必要な場合が多いので、健康診断を受けたい場合は、かかりつけの動物病院に事前にお問い合わせし、健康診断の日を決めて予約をしましょう。
健康診断当日は、朝ご飯を食べずに午前中に動物病院に行くか、朝ご飯以降何も食べていない状態で午後の診療時間に行くようにしましょう。お水は飲んでも大丈夫です。
犬の健康診断では、検査内容によっては絶食がとくに必要ない場合もありますので、検診前に絶食する必要があるのか事前に動物病院に確認しておきましょう。
Profile
藤間 友樹 院長
バンブーペットクリニック院長。大学卒業後、都内の動物病院などで経験を積み、2014年にバンブーペットクリニックを開院。飼い主に病状や治療計画、投薬などを丁寧に説明することをモットーとしている。飼い主の間では「手術の痕がきれい」と評判。